犬の鳴き声が止まらないとき

2020年12月3日生活

謹んで豪雨災害のお見舞い申し上げます。

犬が吠え続けていたら

犬を室内で飼うかたはたくさんいらっしゃいます。
しかし、しっかりと躾をしていなかったせいで、鳴き声について隣人トラブルに発展してしまったらどうなるのでしょうか?

平穏な生活の侵害!?

マンションの管理組合規約に「他に迷惑または危害を及ぼすおそれのある動物の飼育は禁止」と定められていたのですが、鳴き声と臭いで大変迷惑しているという苦情があり、裁判にまで発展してしまったケースがあります。
ダックスフント2匹の鳴き声が騒音だということで裁判 になった例をご紹介します。
(東京地裁平成21年11月12日判決)

過激な原告

74.9デシベルは条例違反であり、ラジオ・テレビの視聴が困難。
電話での会話などが不可能で深夜の鳴き声もあるから睡眠不足に陥っているし、他の居住者からの苦情もあった。
このような理由で訴えたのですが、あまりにも腹が立っていたのでしょう。
訴状に犬を屠殺することも求めていました。

それに対して飼い主は防音構造でそのような騒音が発生するはずがないと争い、長女は裁判中に犬を連れて引っ越しをしています。

裁判所の判断

騒音計を置いて測定したところ、48.1~59.7デシベルが認められるため、一定の精神的苦痛を感じたことを認定して、慰謝料5万円・弁護士費用1万円という判決がくだされました。

さいごに

60デシベルは静かな自動車や普通の会話レベルです。
細かい背景はわかりませんが、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いということわざのように、ちょっとしたトラブルが引き金となったのかもしれません。
そしてしっかり無駄吠えがないように躾けなかったからここまでの争いになってしまったのでしょう。

こういった裁判例を目にすると、日頃の躾やご近所づきあいを考えさせられますね。

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