ペットと暮らすときに知っておきたいこと~裁判例も添えて

2020年12月3日

ペットとトラブル

大切な家族であるペットではありますが、悲しくもトラブルが起きてしまうことがないわけではありません。
もしものときのために、法律などの知識を持っておくことはとても大切なことです。
ここでは、具体的な裁判例を含めてどのようなことに気を付けたらいいのかを、これからペットを飼われる方だけでなく、既に一緒に生活している方も読んでいてためになるようにまとめてみました。

収録されている項目について

以下に、おおまかな目次とその内容の一部をご紹介いたします。

家族の一員となるとき

命あるものを迎えるわけなので,無責任なことをすると動物愛護管理法違反になってしまいかねないことや,飼うことができないからといって野良猫にごはんをあげてしまったがために裁判にまで発展した例が多数あります。

ペットショップで購入するときの注意点

動物愛護管理法という法律で,ペットショップには義務付けられていることがあります。たとえば登録標識や説明義務などです。
また,契約書にサインするときにも注意した方がいい点があります。

飼い主の責任

マンションの規約など,守らなければならないことを守らずにこっそり飼ってしまうと悲しいことになりかねません。古い判例なので今後似たようなことがあると変わるかもしれませんが,ペット禁止とする規約変更などの効力について争われたことがあります。
また,賃貸物件から退去するときの原状回復費用についても裁判例はあります。

飼い主が被害者となるトラブル

どんなときに被害者になってしまうかわからないものです。
トリミングのときやペットホテル,散歩中の交通事故など,いくつかの裁判例をご紹介しています。
また,訴えたいと思った時に気を付けたいポイントにも触れています。

飼い主が被害者となるトラブル

うちのこは大丈夫。そう思っている方が大半だと思います。
しかし,思わぬことから加害者側としてトラブルになってしまうかわかりません。

咬んじゃったといったことだけでなく,衝突したとか騒音や臭いなど,加害者になってしまったときの裁判例をご紹介しています。