納品したのに報酬を支払ってくれないとき

フリーランスという働き方と専門家報酬

フリーランスという働き方が増えてきていますが、報酬の受取りも自己責任という意味で会社員とは異なります。
相手が払ってくれないというトラブルも耳にするようになっているのではないでしょうか。

泣き寝入りしないためにもなんとかして回収するためには、どのようなことができるのでしょうか

払う気があるのかないのか

もしかしたら支払いが遅れているだけかもしれません。
喧嘩腰では払ってもらえるものも払ってもらえないことがあるので、まずは確認の連絡をすることが大切です。
明らかに支払うつもりがないときは、法的な手続きで回収する必要があります。

内容証明郵便とは

内容証明郵便の本質は送った文面を保管してくれるお便りです。
あとから受け取っていないだとか、内容を改ざんされないためのものであって、内容証明郵便そのものにお金を払えという執行力はありません。
ただ、心理的な圧迫効果もないとは言い切れません。

裁判所を利用した手続き

支払督促や少額訴訟といった手続きがあります。
それぞれのメリット・デメリットをしっかり把握した上で、どういった手続きを選択するのか考える必要があります。
また、仮に裁判で勝ったとしても自動的にお金が振込まれるわけではなく、相手が支払ってくれないときは差押手続きが必要です。

専門家費用との兼合い

一般的に弁護士や司法書士に依頼するときは着手金が発生します。
(一部の手続きにおいては着手金無料を謳っている事務所もあります)

報酬がそこまで高額ではない場合、依頼したはいいけれども結局足が出てしまうといったケースもありえることに注意が必要です。
事務所ごとに費用体系が異なるため、見積りや費用体系をしっかりと確認しましょう。

自分で回収するために

インターネットで検索すると、さまざまな情報が飛び込んできます。
具体的な書き方などについてはあまり見受けられないので、電子書籍というかたちで出版しました。
試し読みなどもできるので、ご参考になれば。



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フリーランスのための報酬回収マニュアル